主要SNS(Facebook・Twitter・Instagram)の特徴をチェック!

FacebookやTwitter、Instagramなど、気軽に情報を発信・収集することができるSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)は、若年層を中心に急速に利用者数を伸ばしています。利用者数の拡大や情報の拡散力などの理由から、近年ではこうしたSNSを利用したマーケティングに取り組む企業も少なくありません。
今回は、人気のSNSのなかでもFacebook、Twitter、Instagramの3サービスに焦点を当て、普及率や特徴の違い、活用ポイントをご紹介しています。ぜひ参考になさってください。
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SNSをマーケティングに活用する企業は多い
冒頭でも触れたとおり、近年ではSNSを活用したプロモーションやマーケティングに取り組む企業は珍しくありません。
総務省が発表している「平成29年通信利用動向調査報告書(企業編)」では、インターネットを利用する企業を対象にソーシャルメディアの活用状況が報告されています。
この調査によれば、各種SNSをはじめとしたソーシャルメディアを利用する企業は全体の28.5%であり、平成28年の同調査よりも6.7%増加しています。
こうしたデータからも分かる通り、もはやSNSは個人だけでなく、企業でも活発に利用されているのです。利用者のさらなる増加に伴い、ソーシャルメディアマーケティングに取り組む企業はますます増えることが予想されます。
参照:統計調査データ:通信利用動向調査:報告書及び統計表一覧(企業編)
SNSが急速に普及した理由とは
もそも、FacebookやTwitter、InstagramといったSNSが、急速に私たちの生活に浸透した背景にはどういった理由があるのでしょうか。
ここでは、「スマートフォンの普及」と「従来の情報メディアと異なる性質」というふたつの観点から、SNSのユーザー数が急増している理由をご説明していきます。
スマートフォンの普及
SNSの利用者数の爆発的な増加には、スマートフォンの普及が大きく関係しています。
総務省が公表している「平成29年通信利用動向調査報告書(世帯編)」によると、世帯におけるスマートフォンの保有率は75.1%であり、平成22年に行われた同調査の9.7%から急激に増加しています。そしてこれは、世帯におけるパソコンの保有率である72.5%を上回っています。
また、世帯主の年齢別では20〜40代でスマートフォンの保有率が90%以上を記録しています。こうしたスマートフォンの普及が、SNSの利用者増加の根底にあると言えるでしょう。
参照:統計調査データ:通信利用動向調査:報告書及び統計表一覧(世帯編)
従来の情報メディアと異なる性質
また、従来の情報メディアとの性質の違いも、SNSの普及に大きく関係しています。テレビやラジオ、新聞といった従来の情報メディアにおいて、ユーザーは情報発信側から一方的に提供される情報を受け取ることしかできませんでした。
しかしSNSの場合、誰もが気軽に情報を発信することができる「双方向の情報発信ツール」としての性質を持ち、投稿側・閲覧側という垣根が極めて小さい点が特徴です。そして近年では、検索エンジンよりもSNS内の検索機能で情報収集を行うケースも増えてきています。
スマートフォンの普及、そして新たな情報ツールとしての性質が、SNS利用者数の急速な増加を推し進めている理由だと言えるでしょう。
次は、3種類の主要SNS(Facebook・Twitter・Instagram)の普及率や特徴の違い、活用のポイントについて確認していきましょう。
Facebook(フェイスブック)の特徴と活用ポイント
Facebook社が提供しているサービスであり、世界中で多くのユーザー数を誇る「Facebook(フェイスブック)」。テキストや写真・動画を投稿することができ、「シェア」機能によって投稿が広く拡散されることもあるのが特徴です。
では、日本におけるFacebookの利用状況やビジネスに活用する際のポイント見てみましょう。
Facebook(フェイスブック)の利用状況・普及率
総務省が平成30年7月に公開した「平成29年情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査報告書」によると、Facebookの利用率は全年代で31.9%となっており、これはTwitterやInstagramを上回る普及率となっています。
年代別で見てみると、20代が最も多く52.3%、次いで30代が46.6%、そして40代が34.9%で3番目となっています。
参照:総務省|「平成29年情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査報告書」の公表
Facebook(フェイスブック)活用のポイントは?
Facebookのユーザー層は20〜40代のビジネスパーソンが多く、多くの企業がビジネスに利用しています。写真や動画を投稿できるほか、文字数制限なく文章を投稿することができるFacebookはオールマイティなSNSだと言えるでしょう。
自由度の高いSNSなのでブランディングやマーケティング、ユーザーとのコミュニケーションなど、幅広い用途で使用することができるのが特徴です。
また、Facebookでは「ページインサイト」という解析ツールを利用することができるため、投稿がどれだけのユーザーの目に届いたのか、どういった反応があったのかといった情報を確認可能です。
投稿の効果を確認しながら試行錯誤を繰り返すことが、企業がFacebookを活用する際のカギとなるでしょう。